布絵シアター

布絵シアターへの思い

  • 長年、おもちゃライブラリーで布のおもちゃづくりをやってきた技術を活かして、布絵シアターをつくっています。「なぜ、布で作るのですか?」とよく人に聞かれます。ダウン症の息子のために作り始めた布のおもちゃですが、布のもつやわらかさや、あたたかさ、安全性があり、それを掴んだ子どもの手を通して、伝わるもの、心ゆさぶるものがあると思っています。布の絵本や布おもちゃは、動物や果物等をデフォルメしてつくります。細部をリアルに作るよりも記号としてのりんごであり、イヌ、ネコ、サカナという感じです。
  • しかし、インプリ研では布おもちゃやぬいぐるみとは一線を画し
    た「自然の形」を、「布製生物模型」と呼び、フィールドでの観察や図鑑を見ながら、心こめて作っています。(加藤)